AIの提案精度をフィードバックループで育てる
AIに創作パラメータ(写真の現像設定、デザインのトーン等)を提案させるとき、一発で好みに合うことは少ない。提案→評価→学習のループを仕組みとして組み込むと、回を重ねるごとに精度が上がる。
仕組み:
- 提案スキル — 過去のリファレンスを全読みしてからパラメータを生成する。リファレンスがなければ一般的なベストプラクティスで提案
- 適用 — 提案されたパラメータをツール(darktable-cli等)で適用し、結果を出力
- フィードバックスキル — ユーザーが5段階評価 + 良かった点/改善点/好みの方向性をテキストで入力
- リファレンス蓄積 — フィードバックを「学び」として抽象化し、
references/ディレクトリにMarkdownで保存。シーンタイプ・条件等のタグ付き
/propose → params.json → /apply → output
↓
/feedback → references/ に蓄積
↓
次回の /propose で references/ を参照 ←─┘
ポイントは、フィードバックを生のスコアではなく抽象化された学びとして保存すること。「この写真にはexposure +0.5が良かった」ではなく「暗所の室内写真ではシャドウの持ち上げが効果的」のように、別のシーンにも転用できる形にする。
やってみてどうだったか:
- スキルの
references/をコンテキストとして読むだけなので、ベクトルDB等の追加インフラが不要。ファイルベースで十分機能する - フィードバックのフォーマットを揃えておくと、AIが傾向を読み取りやすい
- 数回のフィードバックで「彩度はカメラJPEG並みにほしい」「シャドウの持ち上げは効果的」等の好みが反映されるようになった